今回は、「適応障害で休職することになったけど、毎日をどのように過ごそう?」と悩んでいる方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。
私自身、先日初めて適応障害と診断され、休職をすることになりました。毎日週5でせわしなく働いていたので、急に毎日がお休みになっても、何をして過ごせばいいかが分かりませんでした。
そのような中で試行錯誤してたどり着いた、休職中の過ごし方10選をお伝えします。ぜひ参考になれば嬉しいです。
休職中のおすすめの過ごし方10選
今回ご紹介する休職中のおすすめの過ごし方は、「お金を使わない」過ごし方です。傷病手当金など休職中に支給される手当金はありますが、支給されるのは随分先だし、休職中の税金や保険等どんどん差し引かれることも目に見えているので、なるべくお金を使いたくないですよね。
そのため、お金を使わない前提で、実際の過ごし方10選をご紹介していきます。
過ごし方①とにかく寝て体調回復
とにかく最初は体調回復が大事です。私も休職して間もない頃は、体調面では頭痛や微熱っぽさが続き、メンタル面では涙が止まらない、ずっと仕事のことを考えてしまって気分が落ち着かない、自分を責める気持ちが止まらない、という症状があり、何をする気にもなりませんでした。
最初の1週間ほどは、一日中布団の中にいて、寝るか起きて泣くかの繰り返しでした。
今思えば、この過ごし方で何にも悪いことはないです。とにかくまずは心身の回復が大事。そうしないと、次の何にもつながらないからです。
過ごし方②Youtubeを観る
寝るのと同時並行でやっていたのがYoutubeを観ること。現実逃避のような形で観ていました。何もしていないと仕事のことばかり考えてしまうので、考えないようにYoutubeに逃げていました。
チャンネル登録しているおなじみのYoutuberや、適応障害やHSP、精神系の先生のチャンネルなどを観ながら、自分と同じような状況の方がどう過ごし何を考えていたのか、専門家的には今何をどうすればいいのか、などを流し見しながら気持ちを落ち着かせていました。
過ごし方③料理
徐々に料理を始めるようになりました。Instagramやネット検索をしながら、自分が食べたい食材を使った料理を探し、足りないものはスーパーに買い足しにいって、1時間〜1時間半くらいをかけて料理をしています。
料理とは逸れますが、少しずつ家事の範囲も広げていきました。掃除機をかける、洗濯物を回す、洗い物をするなど、普通の家事ですが、仕事が忙しいと放置しがちな家事を、毎日きっちりやることも、気持ちが落ち着いていく感じがします。
過ごし方④近所を散歩
散歩は本当におすすめです。といっても、本当は毎日できれば健康にも良いでしょうが、私は週に2日くらい、気分が良ければする程度です。
近所に川があるので、川沿いを30分くらいかけてゆっくり歩きます。家から離れて何もない空間にいくことで、気持ちが整理されたり、仕事の嫌なこともリラックスして思い返してみたりして、なぜこうなったか原因を考える機会にもなっていました。
毎日散歩!と目標を掲げてしまうと窮屈になってしまうので、「できる時に、できる分だけ散歩をする」という気持ちで、歩いています。
過ごし方⑤読書
仕事をしていると、なかなか余裕がなくて読書をする時間が取れない!という方も多いのではないでしょうか。休職中はたっぷり時間があるので、読みたかった本を一気に読むチャンスでもあります。
本屋で購入するのではなく、もっぱら図書館に行きます。週に2冊くらいのペースで本を借り、自宅で読んだり、図書館で読んだりします。
適応障害×休職×HSPさんにおすすめ、かつ私も出会えて良かったなと思った本は、blogでも紹介しています。
過ごし方⑥勉強
好き嫌いがあるかもしれませんが、何か集中的に学びたいものがある方にはおすすめです。私は、カウンセラーの資格とキャリアコンサルタントの資格を勉強しています。
前者は、民間の会社が提供している資格で、ちょうど先日、「メンタル心理カウンセラー」という資格を取得しました。
後者のキャリアコンサルタントは、今年の秋に受験を予定している国家資格で、以前からも仕事と並行して学習を進めていたのですが、この期間にしっかり時間を取って学習を進めています。
と言っても、無理は禁物だし、まず休むことが大事なので、できる範囲で自分のペースで進めることが最重要です。
過ごし方⑦アウトプット(blog開始)
元々文章を書くことが好きなので、blogを始めてみました。好きなことで、誰かの何かの役に立てたらなという思いもあります。
私自身も、他の方のやっているYoutubeやblogで適応障害や休職のことを調べたり学んだりして沢山救われたので、私も少しでも貢献できることがあればいいなと思っています。
過ごし方⑧メルカリで断捨離
メルカリで要らないものを売りました。実際に、始めて3週間ほどで、炊飯器、電気ケトル、アレクサ、美容品など合計5,000円ほどの売り上げがありました。
不要なものを減らすと家だけではなく気持ちもスッキリするし、多少でも売り上げになるので、コンビニでご褒美を買ったり、たまにはカフェでのんびりしたり、ちょっとした贅沢もできます。
過ごし方⑨自己分析
「なぜ休職することになってしまったのか?」、「転職活動で何か良くなかったことがあったのか?」など、現在を冷静に見つめることや、自分が好きなこと、大切にしていること、得意なことなどの棚卸しをしました。
他にも、幼少期からの人生を振り返り、「やりがいを持って続けてこれたことは何か?それはなぜか?」や、逆に「続かなかったことは何か?それはなぜか?」を洗い出し、自分が自分らしく居れた環境を言語化しました。
加えて、未来のことも整理しました。「今後の人生をどう生きたいのか?何を大切にして生きたいのか?」などを洗い出しました。
冷静に考えることで、これまで見えてこなかった自分の特性や願望が見えてきました。
過ごし方⑩進路を考える
「自己分析」を元にして、今後についての選択肢も考えます。まだ意思決定をする気持ちが整っていなくても、あくまで選択肢として洗い出します。
復職、転職、独立など…。自分にはどんな選択肢があって、その選択をするとどんな生活になりそうか?何が大変になりそうか?を考えてリストアップしていきます。
休職初期の段階では、進路を決定することが目的ではなく、あくまで「進路の選択肢を見える化して、少しでも未来への不安をなくす」ことが目的です。
まとめ「堂々と生きればいい」
いかがでしたか?沢山ご紹介をしてきましたが、シンプルにこう考えればいいと思います。
以前は忙しくてできなかった、ごく普通だけど充実した生活を、堂々と送ればいい
ということです。平日にたっぷり寝ることや、良い天気の平日に外を散歩することや、家族は仕事に行っているのに自分だけダラダラしていることに、罪悪感を感じることもあると思います。
しかし、「今まで一生懸命頑張ってきたのだから、少しくらい良い!」と考えてみてはいかがでしょうか。それに、おそらくこの先ずっとこのような生活をしている可能性は低いと思います。数ヶ月後、数年後にはまた、どこかしらで働いているかもしれません。そうであれば、人生100年時代、今この瞬間を良い機会と捉えて、思いっきり、自分のペースでダラダラ過ごしませんか?
心身ともに健康に、自分を肯定しながら過ごすことが大切です。